資産を自ら管理するという考え方

多くの先進国では、自分の資産は自らで管理し、投資を行う事で資産を運用することが一般的であり、特にアメリカやヨーロッパなどでは、このような、いわゆる投資家ではない一般の人たちの資産運用に向けた金融商品が多く提示されています。

これに対し、日本での資産に対しての考え方は極めて保守的で後れを取っており、普通預金として銀行にお金を預けて置いたり、現金を自宅に保持したりするという人たちが多くいるというのが現実です。

こうしたことの背景には、20世紀の中ごろから良質な投資信託を多く発表しているアメリカやヨーロッパの経済や資産についての考え方の違いと、日本の投資信託という金融商品市場の脆弱さなども要因として挙げられるでしょう。

日本で展開されている投資信託のほとんどは、一般の人々である顧客から手数料を取り、金融商品を売ることで利益を目的としています。
このことにより、ラインナップとして挙げられる投資信託は、その商品の回転数を上げるために短期、中期の投資信託が多く、また、似たり寄ったりであり、短期間で利益を出すために、経済の動きに対して鋭敏な反応を見せるものが多く、元本割れに陥る可能性も高くなっているのです。

こうしたものしか周りにない状態では、投資信託に対する考え方はどんどんを狭まっていき、欧米の投資信託のように、資金を長期間にわたって運用し、長い先を見据え資産を形成していく、という考えにはつながりにくくなってしまいます。

結果として、投資に対して専門的な知識や経験などを持たない私たちにとっては、投資取引はただ難しいばかりで、また、もちろんこれに時間を費やして学んだり、実際に取引きを行うようなこともできないため、ややこしくて損をするような投資を利用して資産を増やすよりは、利益がほとんどなくても、めんどうの少ない銀行の普通預金でよい、という考えが蔓延していくのです。

現在の日本の投資信託の現状では、良質なものにはほとんど巡り合えないと言ってもよく、ここ10年、15年ほどで投資に対する考え方も少しずつ変わり始めてきたため、これに呼応するように、顧客のニーズに沿った良い投資信託もちらほらと出てきてはいますが、まだまだ選択に余地を残すほど充分なものであるとは言い難いのです。

こうした状況で、良質な投資信託に出会うことができれば、早い段階から資産の形成を行うことができるために、この先の生活に対しての不安を小さくすることができますし、また、投資に対する知識がなくとも、自分の資産の運用の方法などに対しての関心や、それに追従する形で、世界の経済的な構造や政治動向などにも気を掛けることができるようになります。

なによりも、自分のこれからの生活に必要な大切な資金になります。今のタイミングからでも充分に間に合いますので、ぜひこうした金融商品にも目を投資てみることをお勧めします。